変化
10/2に行われたMリーグの第4戦。
KONAMI・佐々木pは發を仕掛けたドラ1の手で、目一杯に取らずの打・三万で安全な東を残す。
次順、聴牌を逃す6筒ツモでやはり目一杯には取らずの打・6筒。
最近では聴牌効率よりも受け、最終形の強さが重要視されるようになったように思う。両局面で東を切る選手はいても、それが絶対とは言わないだろう。ただ、このシーンを見て、一人だけ、「こんなの俺は絶対に東を切るよ」と言いそうな選手が思い浮かんだ。他でもない、巷間の麻雀でとにかく攻めの麻雀で圧倒的な成績を残し、半ばスカウト同然に連盟に入会した、かつての佐々木pだ。
少なくとも大人になったということではあろうが、この変化を進化ととるか、退化ととるか。RTDやMONDOでの佐々木pの抜群の成績を見れば、そしてMリーグでKONAMI 麻雀格闘倶楽部にドラフト1位で指名されたことを考えれば、やはり進化なのであろう。
ただ、それでもひたすらに身勝手なことを言えば、無邪気な攻めの麻雀でそれでも強かったのに、更に進化した佐々木pを見てその強さに驚嘆するとともに、一抹の寂しさを覚えるのであった。
以上